21世紀の歴史
「21世紀の歴史 未来の人類から見た世界」 ジャック・アタリ著 林昌宏訳 作品社。
フランス・サルコジ大統領が本書を読んで「アタリ委員会」を設置したとのこと。昨今の同大統領の動きは、アタリ氏のシナリオに沿って動いているのではないかとも思ってしまいます。それにしても壮大な本。過去の世界史からの教訓を読み取って、それを以て世界の今後を想定し、シナリオを立てて動いてゆく。組織体を運営するお立場の方なら多少なりとも御経験があるはず。国家においても考えてみれば当たり前のことです。
が、どうも日本の政治にはそのようなものは見られないようです。政治は「人気のないフリーの興行関係者である政治家が演じる純粋なパフォーマンス・ショー」に置き換わる(216頁)、とされていますが、その部分は先行して実現しているようですね。
どうでもいいですけど、この本は、なぜそのようになるのかを考えながらの熟読の必要があるように思いました。
序文 21世紀の歴史を概観する
第1章 人類が、市場を発明するまでの長い歴史
第2章 資本主義は、いかなる歴史を作ってきたのか?
第3章 アメリカ帝国の終焉
第4章 帝国を超える“超帝国”の出現―21世紀に押し寄せる第一波
第5章 戦争・紛争を超える“超紛争”の発生―21世紀に押し寄せる第二波
第6章 民主主義を超える“超民主主義”の出現―21世紀に押し寄せる第三波
付論 フランスは、21世紀の歴史を生き残れるか?